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安全衛生管理とは
安全衛生管理とは、企業や組織が労働者の健康と安全を保護することを目的としています。
厚生労働省が発行した『安全衛生管理の基本』には、「事業者は作業環境測定、 作業の管理、健康診断等 の実施により、労働者の 健康保持・増進を行う」ことが明記されています。
(参考:安全衛生管理の基本 https://www.mhlw.go.jp/new-info/kobetu/roudou/gyousei/anzen/dl/110329-1c.pdf)
この記事では、安全衛生管理における作業環境測定の重要性と課題、および、パーティクルセンシングモニターがなぜ安全衛生管理に最適なのか、について解説します。
作業環境測定の重要性と課題
労働安全衛生法施行令第21条には、土石、岩石、鉱物、金 属または炭素の 粉じんを著しく発散する屋内作業場では、6月以内毎に1回空気中の粉じん濃度を測定することが義務付けられています。
測定は、粉じんの濃度が最も高くなると思われる時間に行う必要があり、
また、試料空気の採取時間は、10分間以上の継続した時間とすることが求められています。
しかしながら、粉じん作業中、濃度が高くなる時間を見定め、定期的に測定を行うことは、多くの時間と人件費を費やします。
(参考:労働安全衛生法施行令第21条 https://jsite.mhlw.go.jp/hyogo-roudoukyoku/content/contents/001045898.pdf)
(参考:作業環境測定基準 https://www.jaish.gr.jp/anzen/hor/hombun/hor1-18/hor1-18-1-1-0.htm)
パーティクルセンシングモニターが選ばれる理由
パーティクルセンシングモニターは連続測定が可能な粒子計測モニターです。
常時、モニターをONにすることで、粉じん作業現場で発生する粉じんの濃度変化を確認することが出来ます。
専用の PCモニタリングソフトウェアを使用すれば、一つのソフトで最大10台のパーティクルセンシングモニターの監視が可能で、
工場内の各測定ポイントにパーティクルセンシングモニターを設置することで、計測データを一括管理することが可能です。
(※PCモニタリングソフトウェアはEthernet/Wi-Fi通信モデルのみ対応)
また、 専用ゲートウェイ AES-SSGを使用すれば、専用パソコンを用意せずに、パーティクルセンシングモニターからのデータ取りが可能になり、
モニタリングソフトウェアと併用することで、簡易にオンプレミスの安全なネットワーク構築が可能になります。
パーティクルセンシングモニターにはアラーム出力機能が備わっており、粉じん作業中の粉じん濃度が一定の閾値を超えた場合、例えば、警報機器に接続することで警報を鳴らしたり、 換気システムと連携させたりすることで、自動で換気を「強」にする等の対策が可能です。
労働安全衛生法では、屋内作業場における気温、湿度の測定も求められています。
パーティクルセンシングモニターはオプションの温湿度センサとの接続も可能なことから、粉じん計測と同時に温湿度計測の管理も可能です。
パーティクルセンシングモニターの種類
パーティクルセンシングモニターは用途および測定する粒子の大きさ・濃度によって、モデルを選定頂けます。
パーティクルセンシングモニターの導入事例
パーティクルセンシングモニターの導入事例を資料でご紹介しています。
是非、資料をダウンロードしてご確認ください!
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